中華そば煮干しの五郎の中華そば

「中華そば煮干しの五郎」の「中華そば」は、スープが煮干しの旨味がぎゅっと凝縮されていることを予感させる、濃いめの醤油色をしています。表面にはうっすらと上質な脂の層が浮いており、コクと熱々感をしっかりキープ。エグみを押さえつつ、煮干しの風味をガツンと効かせた奥深い味わい。

トッピングは、何と言っても目を引くのが、丼を覆うようにトッピングされた肉厚なチャーシューです。大ぶりのスライスチャーシューが2〜3枚鎮座しており、味がしっかり染み込んでいるのが色から伝わります。脂身と赤身のバランスが良く、ホロホロとした柔らかさです。

スープの隙間から覗く麺は、わずかにウェーブがかった中細麺。スープの色をやや吸い込んでおり、小麦の風味と煮干しの旨味が口の中で一体となる、抜群の相性を誇る麺です。

中華そば煮干しの五郎の中華そば

北海道らーめん蛍火のしょうゆラーメン

「北海道らーめん蛍火」の「しょうゆラーメン」は、透明感のある綺麗な醤油スープに、北海道ラーメンでよくある黄色い縮れ麺ではなく、美しく整えられたストレート気味の麺という組み合わせです。

トッピングは、手前にドンと構える、大ぶりでジューシーそうな豚バラのチャーシューと存在感のある太めのメンマ、中央に添えられた鮮やかな緑のカイワレ大根、ワカメ、そして全体を覆うような大きな海苔が2枚です。

出汁の旨味をじっくり味わえそうな非常に上品で綺麗な淡麗系の佇まいで、白木のような清潔感のあるテーブルともマッチしています。

北海道らーめん蛍火のしょうゆラーメン

なぎちゃんラーメン西船橋駅ロータリー店の中華そば

大人気「ちゃん系ラーメン」の系譜である「なぎちゃんラーメン」の「中華そば」は、ノスタルジックなのに今風のパンチがある、白米が止まらない最高のご褒美ラーメンです。

器から溢れんばかりに注がれたスープは、透き通った琥珀色。あっさりしているように見えて、豚と鶏の動物系の旨味、そして表面を覆うラードのコクがガツンと効いています。キリッとした強めの塩気(醤油ダレ)が特徴です。

注文ごとに店内でスライスされるチャーシューは、普通の「中華そば」を頼んでも6〜7枚(丼を覆うほど)入っています。ホロホロと柔らかく、スープの旨味を吸ってめちゃくちゃジューシーです。

だるま製麺製の多加水麺を使用。喉越しが非常になめらかで、モチモチ・ムニュッとした弾力があり、熱々のパワフルなスープをしっかり持ち上げてくれます。

なぎちゃんラーメン西船橋駅ロータリー店の中華そば

こってりらーめんなりたけ本八幡店の魚だし醤油らーめん

「こってりらーめんなりたけ」の「魚だし醤油らーめん」は、なりたけの通常メニューとは異なり、背脂は一切浮いていません。スープのベースは、煮干しや鰹節などの魚介系の旨味がぎゅっと詰まった、王道の「和風魚だし」です。表面にうっすらと香味油が浮いており、あっさりしつつも物足りなさを感じさせないコクがあります。

背脂がないため一見すると優しそうですが、スープを一口飲むと「やっぱりなりたけだ!」と納得する、エッジの効いたキレのある醤油ダレが効いています。ダシの風味と強めの塩気が合わさり、あっさり系でありながら非常にパンチのある味わいです。

こってりらーめんなりたけ本八幡店の魚だし醤油らーめん

横浜らーめん武蔵家本八幡店の九条ネギラーメン(並)

「横浜らーめん武蔵家」の「九条ネギラーメン」は、濃厚な豚骨醤油とシャキシャキの清涼感という最高のメリハリを楽しめる一杯です。ガツンとくるスープの旨味をネギが絶妙に引き締め、最後まで飽きずに、ペロリと平らげることができます。

丼を覆うようにドカンと盛られた九条ネギは、非常に鮮度がよくてシャキシャキとした食感が抜群です。九条ネギ特有の「甘み」と「上品な風味」があり、一般的な白ネギのようなツンとした強い辛味が少ないため、スープの邪魔をしません。

武蔵家といえば、しっかりと炊き込まれた粘度のある濃厚な旨口スープ。この濃厚で少しとろみのあるドロっとしたスープに、みずみずしい九条ネギをしっかりと浸して食べると絶品です。ネギがスープの脂っぽさを適度に中和してくれるため、スープを飲むレンゲが止まらなくなります。

横浜らーめん武蔵家本八幡店の九条ネギラーメン(並)

麺処ほん田秋葉原本店の特製醤油ラーメン

「麺処ほん田」の「特製醤油ラーメン」は、スープを一口飲むと、見た目の濃い醤油色からは想像できないほど、まろやかで奥深い味わいが広がります。鶏や豚の動物系の分厚いコクとほのかに香る魚介や昆布の和風出汁の旨味とそれらをまとめる、キレがありつつも角のとれた、香気溢れる生醤油のタレ。それぞれの要素が突出することなく、極めて高い次元で調和しています。表面に浮かぶ鶏油(チーユ)が心地よいコクと甘みをプラスしており、最後の一滴まで飽きずに飲み干せる仕上がりです。

麺は、噛むともちっとした弾力があり、喉越しが抜群に良いです。スープの旨味や油分を絶妙に纏い、麺をすするたびに醤油の華やかな香りが鼻を抜けていきます。

そして「特製」を注文する最大のメリットが、この豪華なトッピング陣です。

特にチャーシューのクオリティは特筆モノです。低温調理のチャーシューは、しっとりとした質感で、肉本来の旨味が凝縮されています。吊るし焼き(窯焼き)チャーシューは、香ばしいスモーキーな香りがスープに溶け出し、最高のアクセントに。煮豚は、ホロホロと崩れる柔らかさで、ジューシーな脂の甘みが楽しめます。

麺処ほん田秋葉原本店の特製醤油ラーメン

タンメントナリ西葛西店のタンメン

「タンメントナリ」の「タンメン」は、一般的なタンメンを遥かに凌駕する厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量(350g)を超える「450g」の野菜がタワーのように盛られています。

キャベツ、もやし、白菜、玉ねぎ、にんじん、ニラ、ほうれん草、コーン、ゲソ、かまぼこなど具材がとにかく豊富。シャキシャキ感を絶妙に残した中華鍋での炒め具合が絶品で、野菜自体の甘みもしっかり感じられます。

一般的なタンメンの「あっさり塩味」とは真逆を行く、じっくり煮込まれた濃厚な豚骨・鶏ガラベースの白湯スープです。

タンメントナリ西葛西店のタンメン

北海道らーめん蛍火のしおラーメン

「北海道らーめん蛍火」の「しおラーメン」は、豚骨や鶏ガラの動物系ベースに、野菜の甘みや昆布・魚介の旨味をプラス。表面にはしっかりとしたラード(油膜)が浮いており、最後までアツアツの状態で楽しめます。北海道ラーメンらしい、黄色がかった中太のちぢれ麺(卵麺)。スープがしっかりと絡み、プリプリとした力強い食感です。

チャーシュー、メンマ、もやし、カイワレ、キクラゲなどが乗っており、函館の伝統的なスタイルを踏襲しつつも、蛍火らしいパンチのある仕上がりになっています。

北海道らーめん蛍火のしおラーメン

蒙古タンメン中本市川のサッポロ味噌

「蒙古タンメン中本」の「サッポロ味噌」は、蒙古タンメンのように上に辛し麻婆豆腐がのっていないため、中本のベーススープ(味噌ベース)の純粋な美味しさをダイレクトに堪能できます。

ニンニクが効いたコク深い特製味噌の味わいが前面に出ており、辛さよりも「炒めた具材の香ばしさ」と「味噌の甘み」が引き立っています。辛さは控えめですが、中本らしいガツンとした塩気とニンニクの風味はしっかりあるため、物足りなさは一切ありません。

蒙古タンメンの野菜が「クタクタに煮込まれた甘い野菜」なのに対し、サッポロ味噌ラーメンは注文ごとに中華鍋で煽った「シャキシャキの炒め野菜」がどっさりのっています。もやし、キャベツ、豚肉などの香ばしい香りがスープに移り、札幌の王道味噌ラーメンを彷彿とさせる仕上がりです。

蒙古タンメン中本市川のサッポロ味噌

蒙古タンメン中本市川の蒙古タンメン

「蒙古タンメン中本」の「蒙古タンメン」は、スープ自体は、コクのある濃厚な味噌ベースです。そこにニンニクの旨味と野菜の甘みがしっかりと溶け込んでおり、これだけでも非常に完成度の高い味噌ラーメンとして成り立っています。

蒙古タンメンの最大の特徴は、麺の上にたっぷりとかけられた「辛し麻婆豆腐」です。最初は麻婆のかかっていない部分のスープを飲み、徐々に麻婆を溶かし込んでいくことで、辛さとコクが段階的にアップします。

キャベツ、人参、ニラ、キクラゲ、豚肉などが形が崩れる寸前までじっくり煮込まれています。この野菜の自然な甘みが、唐辛子の鋭い辛さをマイルドに包み込み、「辛旨」な味わいを生み出す重要な要素になっています。

蒙古タンメン中本市川の蒙古タンメン