「ホルモン焼千歳」の「サラダ」は、ごま油とにんにく、塩ベースの効いたいわゆる「チョレギ風」の特製ドレッシングがかかっています。これがクセになる味わいで、これだけでお酒が飲めます。
レタスやキャベツ、ネギなどの新鮮な野菜がシンプルに盛られており、炭火で焼いたジューシーなホルモンの脂っぽさを一気にリセットしてくれます。お肉やホルモンと同様に、サラダも大衆店らしくしっかりとした量で提供されるため、2〜3人の飲み会でシェアするのにもちょうど良いサイズ感です。

適当な事を適当な塩梅で適当に綴っているブログです
「ホルモン焼千歳」の「ツラミ」は、ツラミはよく動かす顔の筋肉(ほほ肉)であるため、ゼラチン質(コラーゲン)と濃厚な赤身の旨味がぎゅっと凝縮されています。千歳ならではの鮮度の良さも手伝い、非常にクリーンで濃いお肉の味が楽しめます。
筋繊維がしっかりしているため、一般的なカルビやロースのような柔らかさではなく、「適度な歯ごたえと弾力」があります。ただし、千歳では絶妙な厚みに職人技でスライスされて提供されるため、硬すぎるということはなく、小気味よいサクサク・コリコリとした食感を堪能できます。
薄めにスライスされたツラミを七輪の炭火でサッと炙るように焼くことで、お肉の脂が炭に落ちて香ばしい煙が立ち上り、風味が一層引き立ちます。
「壽々喜園」の「ダブルカップ(抹茶No.7 -PREMIUM-)」は、ショーケースの中でもひと際目を引く、まるですり鉢の芝生や絵の具のような「深い邪悪なほどの深緑色」をしています。
3年連続で農林水産大臣賞を受賞した最高級の静岡県産茶葉を使用しているため、一般的な「濃い=エグみや強い苦味」とは一線を画します。口に入れた瞬間、ガツンと強烈な抹茶の香りと濃厚さが鼻に抜けます。ジェラートなので砂糖やミルクの甘みももちろんベースにありますが、後味にはビターチョコレートのような高級感のある苦味と、お茶本来の強い「旨味」が残ります。
まるで茶葉そのものを食べているかのような圧倒的な濃厚さですが、質感は非常に滑らかで、上質な抹茶特有の上品なまろやかさがあります。
「濃厚中華そばつる縁」の「濃厚中華そば」は、見るからにドロッとした粘度を感じさせる、深みのある茶褐色のスープ。豚骨や鶏ガラの動物系ベースに、にぼしの旨味をガツンと効かせた「濃厚豚骨魚介」の王道を征く佇まいです。表面に浮く適度な油分が、スープの熱さと旨味をしっかり閉じ込めているのが分かります。
スープの隙間から覗くのは、ゆるやかにウェーブがかった太麺。このドロ系スープをしっかりと持ち上げるためには、これくらい力強い太さが必要です。モチモチとした食感と、噛むたびに広がる小麦の風味が美味。
トッピングの器の半分近くを占める、美しく巻かれたバラロールチャーシュー。脂身と赤身のバランスが絶妙で、提供直前に少し炙られているのか、ジューシーな柔らかさと肉の旨味がスープに溶け出しそうです。
「ラーメン巓」の「チャーシュー丼」は、チャーシューは食べ応えのあるゴロゴロ角切り肉で、ラーメンに乗っている薄切りスライスとは異なり、肉の繊維がしっかりと感じられる大ぶりの角切りチャーシューが贅沢にゴロゴロと乗せられています。
脂身が多すぎてギトギトすることもなく、適度な赤身の歯ごたえと柔らかさがあり、噛むたびに肉の旨味がじゅわっと染み出す仕上がりです。ご飯に染みているのは、醤油ベースの少し甘辛い特製ダレ。主張しすぎず、チャーシューの肉の味をしっかりと引き立てています。中央にトッピングされた白ネギ・青ネギのシャキシャキ感が濃厚な肉とご飯の組み合わせの中で、さっぱりとした良いアクセントになっています。
「ラーメン巓」の「ラーメン(並)」は、表面を上質な鶏油(チーユ)が覆い、その下には豚骨のガラをじっくり炊き出した絶品スープが隠れています。近年のマイルドで甘みの強いクリーミーな家系とは異なり、しっかりとした豚骨の旨味・コク(獣感や骨感)とともに、醤油ダレのキレ(塩気)がシャープに効いた、非常に引き締まった味わいです。
六角家系譜の証でもある「酒井製麺」の特製中太麺を使用しており、スープの塩気と鶏油のコクが強いため、麺を「ふつう」や「やわらかめ」で頼むと、麺がしっかりとスープを吸い、もちもちとした一体感のある美味しさが楽しめます。
トッピングは、ライスが進む最強の布陣で、チャーシューはスープの熱が加わることで、肉の旨味がじゅわっと広がるクラシカルな仕上がりです。海苔とほうれん草は、スープをたっぷり吸わせた厚手の海苔でライスを巻いて食べるのは、この店を訪れたら外せない王道の楽しみ方です。